検診のご案内

基本的に病院には具合が悪くなってから行くというのが常ではありますが、動物は人間と違って痛みや苦しみを飼い主に伝えることが出来ないため、異変に気づいた時には病気がかなり進行してしまっているケースもあります。

早期発見や予防のためにも、定期的に健康診断を受診することをお薦めいたします。

主な健康診断の内容

問診で普段のペットの様子を詳しくお聞きし、病気の可能性の推測を行い、視診や触診で体のしこりや痛みのチェック、聴診器を使って心臓や内臓の状態を確認します。
尿の検査で腎臓や膀胱、前立腺の異常、糖尿病の可能性の有無のチェック、便の検査で寄生虫のチェックをを行います。

健康診断を受ける目安

1歳を過ぎたら毎年受けることをお薦めします
犬は1年で人間の4~5年に相当すると言われるほど成長や老化のスピードが早いと言われています。病気の中には「がん」などの進行の早い病気もあるので、1歳を過ぎたら年一回の健康診断をうけるようにしましょう。
特に高齢期に入ったら、獣医に相談の上で年2回に増やすことも考えていく必要があります。

フィラリア予防前にまず健康診断を

健康診断で血液検査を行う時に、フィラリア感染の有無のチェックも出来ます。そうすれば採血が一回で済むためペットへの負担が軽くなります。
もしフィラリアに既に感染してしまっている場合、その状態で予防薬を与えてしまうと体内のフィラリアが一気に死滅して強いアレルギーショックを起こし、最悪は死に至るケースもあります。

フィラリア予防は蚊が活発に活動する時期に合わせて実施するのが一般的なので、春に健康診断を受けて事前チェックすることをお薦めいたします。